🕊️ はじめに:父の日、何を贈ろう?
夫の父は遠方に住んでいて、なかなか会えないけれど、最近はグランドゴルフが生きがいみたい。 父の日に何か贈りたいなと思って、帽子と一緒にちょっとした小物も添えたいと思ったのがきっかけでした。
でも正直、グランドゴルフのルールもよく知らなくて…。 スポーツショップでグランドゴルフのコーナーを見て初めて、いろんな専用小物があることを知りました。
その中でも目に留まったのが「マーカー」。 これは、ボールが止まった位置を記録するための目印のプレートで、 プレイヤーがボールを一時的にどかすときに、正確な位置を残しておくために使うアイテムなんです。
しかも、帽子に取り付ける専用ホルダーまである! ホルダーは購入して、マーカーは自分で作ってみようと思いました。
👧 2歳の娘が描いた“じいじの顔”
じいじの似顔絵描いてみる?」と2歳の娘にお願いしたら、 思った以上にクオリティが高くて、びっくり。 目も口もちゃんと描けていて、じいじの優しい雰囲気がちゃんと出てるんです。
この絵をもとに、3Dプリンタでマーカーを作ることにしました。

🛠️ マーカー制作の工夫
マーカー製作の工夫4選
- 絵をFusionでなぞり書きして立体化(やり方については前回の投稿を見てね)
- 中に磁石を埋め込んで、帽子のホルダーにくっつくように設計
- 裏面には「70」の数字を入れて、70歳の記念になるように
- リバーシブル仕様で、表は似顔絵、裏は記念プレート

🎨 完成品は、正直ちょっと厚すぎて実用性は微妙(笑) グランドゴルフのボールが上を通過したら、たぶん割れます。 でも、飾ってもらえたらそれでいいかなって思ってます。
💬 クオリティより、心を込めること
今回の作品、技術的にはまだまだ。 それにFDM方式の場合、細かいものを作るのはかなり難しいです。でも、娘の絵を形にして、じいじに届けるという体験そのものが、何より価値のある時間でした。
🧠 もっとクオリティを求めるなら?
もし「実用性も重視したい」「もっと細かく仕上げたい」と思ったら、こんな方法もあります👇
✅ ノズルを0.2mmに変更する
- 通常の0.4mmよりも細かい造形が可能
- 輪郭や文字がくっきり出る
- ただし、印刷時間は長くなるので注意
✅ 光造形方式(SLA/DLP)を使う
- 液体樹脂を光で硬化させる方式
- 非常に高精度で、細かい表現が得意
- 表面がなめらかで、小物やアクセサリーに最適
- ただし、素材や後処理に少し手間がかかる
💡 FDM方式(熱で溶かしたフィラメントを積み上げる)よりも、 光造形は“見た目重視”の作品に向いています。
📝 おわりに:形より、気持ちが伝わるものづくり
今回のマーカーは、使い勝手よりも気持ちを届けることが目的でした。 娘が描いた絵を形にして、じいじに渡す。 それだけで、言葉以上のプレゼントになった気がします。
「うちの子の絵を形にしたい」 「家族の思い出を残したい」 そんな方のヒントになれば嬉しいです。
📩 ご質問や「こんな作品が見たい!」というリクエストがあれば、ぜひコメントやお問い合わせからどうぞ。 あなたの大切な思い出が、世界にひとつだけの形になるかもしれません。
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